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身体の事

脚を上げよう➁~腸腰筋を使う~

本日もブログへお越し下さり、

ありがとうございます。

 

さて、腸腰筋シリーズ第二弾!

 

どしたら、より日常で使えるか!

 

トレーニングをして鍛える事が出来れば一番良いのですが、

「なかなか忙しくて…」「忘れちゃいました!」

そう、人間は言い訳が得意です。

やらない言い訳は、も~沢山出てきますよね。

 

ならば、日常の活動の中で使えれば良いですよね。

歩いて通常の生活を送る事が出来る、という前提で

お話をさせていただきますね。

 

それでは最初に、結論を

 

大股で速く歩く!

 

事が良いそうです。

これは腸腰筋やその他の筋肉の活動を

筋電図で調べて出された結果です。

 

そもそも、腸腰筋は身体の深部にあるので、筋電図をとるために針を刺し、

実際に歩いて計測する、という実験は行われていなかったようです。

そこで皮膚表面にセンサーを貼り付けて行う表面筋電図の計測で

正確に腸腰筋の活動を正確に計測できるのか?

をいう計測方法を確立した上で行われた実験です。

 

➀速く歩く、➁回転(ピッチ)を上げて歩く、

➂歩幅(ステップ長)を広げて歩く、色々なパターンで

股関節屈曲筋群(大腿直筋・縫工筋・大腿筋膜張筋・腸腰筋)

脚を上げる筋肉群の活動を筋電図で計測したものでした。

 

 

結果は➂ピッチ、脚の回転を上げて歩いても

腸腰筋の活動は高まりませんでした。しかし、

 

大股で歩く

又は

速く歩く

 

ことで腸腰筋の活動が高まるそうです。

 

 

大股で歩く事で

ステップ長、歩幅が広がります。

その時、脚をより前に出すので股関節を曲げる

角度が通常歩行よりも大きくなるため

腸腰筋の活動が高まるようです。

この時は脚が宙に浮いて着地するまでの間の

遊脚相と呼ばれる後半で活動が高まります。

 

一方、

 

速く歩くことで

脚を前に出すスピードが上がるので

この時に腸腰筋の活動が高まります

遊脚相の前半になります。

 

大股で歩く、速く歩く

 

事で、それぞれ腸腰筋の活動が高まるポイントが違うので

より、腸腰筋を使えるようです。

 

しかし、加齢などに伴い歩幅や歩行スピードは減少してしまいます。

その理由としては

①下肢関節の可動域の減少

②下肢の筋力・筋量の低下

足関節底屈筋群(ふくらはぎ)

膝伸展筋群(大腿四頭筋)

股関節屈曲筋群(腸腰筋など)

 

腸腰筋だけの問題だけでなく、

様々な要因が関わっています。

 

かといって、ずっと大股で速く歩け!

と言われても結構大変ですよね。

 

まずは100歩大股速歩で歩く。

又は疲れるまで大股速歩で頑張り、

疲れたら落ち着くまでペースを落とし、

また大股速歩で頑張る、と

 

コマ切れでもいいのでまず無理せず

 

これなら続けられそう!

 

という感じでやってみて下さい。

 

鍛える事よりも、

 

続ける事が大切です!

 

虫歯にならないように毎日歯磨きをするように、

 

腸腰筋の筋力が落ちないように

歩くときは毎回大股、速歩で歩く!

事を入れてみる

 

いかがでしょうか?

 

それともう一つ、スピードは上げずにピッチ(回転)を上げると

腸腰筋の働きは高まりませんが、他の股関節屈曲筋群

(大腿直筋・縫工筋・大腿筋膜張筋)の働きが高まります。

脚は鍛えられるかもしれませんね。

 

わざわざエクササイズをする時間を作ることもなく、

普段の歩きの中で出来るので、言い訳しないで

やってみて下さいね!

 

それではまた!

 

参考文献

2016年 3 月
立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科
スポーツ健康科学専攻博士課程後期課程
治郎丸卓三

腸腰筋を含めた股関節屈曲筋群の機能的役割の再考
歩行速度, ステップ 長 を変化させた歩行中の 腸腰筋を

含めた 股関節屈曲筋群の活動
(Functional role of hip flexors including the iliopsoas muscle
Effects of gait velocity and step length on hip flexor including
the iliopsoas muscle activities during walking

 

2016年 3 月
March, 2016
立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科
スポーツ健康科学専攻博士課程後期課程
Doctoral
Progra m in Sport and Health Science
Graduate School of Sport and
Health Science
Ritsumeikan University
治郎丸卓三
JIROUMARU Takumi
研究指導教員:伊坂
忠夫教授
Supervisor
Professor ISAKA Tadao

腸腰筋を含めた股関節屈曲筋群の機能的役割の再考
歩行速度,ステップ長を変化させた歩行中の腸腰筋を含
めた股関節屈曲筋群の活動-
(Functional role of hip flexors including the iliopsoas muscle
Effects of gait velocity and step length on hip flexor including
the iliopsoas muscle activities during walking

 

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