脚を上げよう➀~腸腰筋の事~
本日もブログへお越し下さり、
ありがとうございます。
今朝は真っ暗の中、5時30分頃に家を出て
自転車をこぎに土手へ向かいました。
土手は街灯がなく、自転車のライトだけでは
光量が足りなく真っ暗でした。結構暗い中、
歩いている人がいました。
さて、本日のお題は皆さんも一度は聞いたことのある筋肉、
腸腰筋
です。
この筋肉の動的な主な作用は股関節を屈曲する(曲げる)
という作用になります。単純に脚を持ち上げる動きですね。
静的な作用としては背骨腰椎の生理的な前弯のカーブを保つ、
一言でいえば「良い姿勢を保つ」という作用があります。
この腸腰筋が
➀日頃どのように使われているか?
➁どうしたらより日常生活で使えるか?
➂腸腰筋をトレーニングして欲しい人
➃腸腰筋のトレーニング
をシリーズでお伝えいたします。
本日は➀の部分をお伝えします。
この腸腰筋、イラストでわかるように、実は
大腰筋と腸骨筋
という二つの筋肉を合わせての名前になります。
大腰筋は背骨から
腸骨筋は骨盤から
始まり、大腿骨の内側の小転子という
突起に合流して付着します。
この二つの筋肉、どちらかと言えば、大腰筋の方が注目されています。
腰椎から始まっているので背骨の安定性に作用したり、
筋膜レベルで横隔膜と連結しているので、
呼吸と関連している事もあるので、腸骨筋よりも
機能的な部分があります。
かと言って、どちらかだけを選択的に鍛える事は出来ないので
「腸腰筋」としてとらえて問題ないと思います。
それでは、まずは一つ目
➀日常どのように使われているか?
先程出てきた「股関節の屈曲」動作になりますので、
まさに、
■歩行時や階段を上る時
■ズボンや靴下を履く時の脚の引き上げだ動作
※この時は身体を丸める同動作で腹筋も使われています。
どちらがより使われているかは正確にはわかりません。
■車に乗り込む時、や降りる時の脚を持ち上げる動作
などです。
後は
■骨盤を立てて姿勢よく座っている時
にも働くようです。
しかし、この股関節屈曲は腸腰筋以外にも
7つの筋肉が関わり、股関節屈曲筋群と呼ばれます。
全部挙げてみると、
➀大腿直筋
➁縫工筋
➂大腿筋膜張筋
の大腿全面、外側の筋肉
➃長内転筋
➄短内転筋
➅恥骨筋
の大腿内側、内転筋群
➆小殿筋
股関節前面の筋肉
こんなにあるんですよね。
それぞれが関わり合って股関節が曲がり、
脚が上がっています。
➀➁➂➃の大腿の筋肉は付着部が股関節より遠くモーメントアームが長く
てこの原理で、脚を持ち上げる初動で働きやすいようです。
一方の腸腰筋は股関節の近くに付着しているので、
初動よりは、曲げる角度が深くなるほど収縮の効率が高まり力を発揮します。
脚が上がらなくなるのは、腸腰筋が弱いだけでなく、
大腿部の筋力が弱っても上がらなくなる、という事ですね。
また、逆に言うと、
歩く事や、階段を登る事が減ってきたり、
姿勢悪く座っている時間が長かったり、
姿勢を保てない人
人の原因の一つに腸腰筋が弱っている可能性がある、
と言うか、
弱っています!確実に!
という事ですね。心当たりはありませんか?
足先が何かに引かかって、つまずきそうになったりしていませんか?
脚が上がっていないんですよ!
そんな方は是非、トレーニング編までお付き合い下さいね。
この腸腰筋、ちゃんとトレーニング出来ると
下っ腹も締まります!
適当にやっているとダメですが…。
それでは、本日はこの辺で、
ではまた次回!