胸鎖乳突筋 ~首を長~くしましょう~
本日もブログへお越し下さり、
ありがとうございます。
今朝は江戸川の土手をサイクリングしてきました。
合計36㎞走って、532kal消費しました。
朝食もガッツリ食べました。
さて、本日のお話は首の筋肉
胸鎖乳突筋
のお話です。
写真の女性の耳の下から伸びている
細長い筋肉です。
この筋肉、コンタクトスポーツでもしない限り、
そんなに特別鍛える必要はない、と思っています。
正しいポジションで体幹トレーニングなどを行っていれば
必要な筋力が養われる、と考えています。
正しいポジション
というのが条件ですが。
しかし、整える作業、
コンディショニング
はしてあげる必要がある、と私は考えております。
何故かというと、この筋肉の状態が良くない殆どの人は
姿勢が悪い
からです。頭が正しいポジションになく、肩よりも頭が前に出てしまっています。
マッサージなどをしていても、確かに細く頼りない胸鎖乳突筋の方もおりますが、
圧倒的に、短く、固くなってしまっている方が多い印象です。
コンディショニングエクササイズは最後に動画でご紹介しますね。
まず、この胸鎖乳突筋ですが、この筋肉の働きは
➀:片側が働くと反対側に回旋、同側に側屈という頭を傾ける
➁:両側が働くと頭を後方へ傾ける(顎が前に出るような状態)
➂:呼吸の補助筋
として働く作用があります。
この筋の始まりは「胸骨」という胸の骨と「鎖骨」から始まり、
頭蓋骨の一つの側頭骨と呼ばれる骨の「乳様突起」ところに付着します。
私はこの筋肉を利用して
首の回旋の可動域のチェック
を初診の時にしています。
簡単なので誰かに見てもらってチェックしてみて下さい。
チェックする人は、やる人の正面に立ちましょう。
チェックされる人は、ゆっくり振り向くように首を回旋してみて下さい。
この時に肩は動かさない様に首の動きだけです。止まったところで、
正面から見て、胸鎖乳突筋が垂直になっていれば可動域はOKです。
右を向いたら左の胸鎖乳突筋、左を向いたら右の胸鎖乳突筋です。
いかがでしたか?首はちゃんと回っていましたか?
さてさて、この胸鎖乳突筋、コンディションが悪いと、
首のカーブを強くしていしまい、顎が前に出てしまいます。
首の後ろにいつも「シワ」が出来ていませんか?出来ていたら要注意ですよ。
普段から姿勢が崩れて頭の位置が悪くなっているサインです。
そして、首のカーブだけでなく、腰や背中の部分の正しいアライメントも保てずに
猫背や反り腰で背骨全体のカーブも強くなってしまいます。そうなると
首や伸長が短く見えてしまい、非常にブサイクな姿勢になります。
また、頭と首の付け根の後頭部の筋肉、
後頭下筋群
も固く短縮してしまっています。
そんな方に超お薦めしたい、
胸鎖乳突筋、後頭下筋群、全体を背骨をストレッチする
ピラティスのエクササイズがあります。
サービカルノッドというエクササイズです。
伸ばされる筋肉があるという事は、縮む筋肉があるという事ですが
その縮む筋肉は首のインナーマッスルと言われる筋肉
頭長筋、頸長筋と呼ばれています(ちょっとマニアック…)。
エクササイズといっても、キツくはありません。
伸ばされる感じや、固くなって伸びない感じ、あるいは、
首が伸びても、みぞ落ちあたりが持ち上がって背中が縮んでしまない様に、
背骨全体も伸ばされる(エロンゲーションといいます)ような感覚を感じてみて下さい。
動画でも説明が入りますが、やり方です。
➀:仰向けに寝て膝を立てます。腰の下は手の平1枚弱の隙間を作ります。
➁:息を吸い、吐きながら頭と床の接点を少し上にずらすように首の後ろを伸ばします。
※:動きの中心は、耳と耳の穴を結んだ線を中心に頭が少し回転するイメージです。
その結果、顎が少し引かれる感じです。後頭部や首の後ろが伸びる感じを探してみて下さい。
息を吸う時にほんの少しだけ顎を上げてあげると、伸ばすときに首の後ろが伸びる感じをつかみやすいですよ。
地味~なエクササイズですが、ご覧ください!